みなさん、こんにちは。
英語の勉強に挫折した経験はありませんか？
学校の授業についていけなくなったり、独学で始めたけれど続かなかったり。
そんな経験から、「英語は自分には向いていない」と諦めてしまった人もいるかもしれません。
でも、大丈夫です。
英語の基礎からやり直せば、必ず力はつきます。
ここでは、英語の基礎を固めるための効果的な方法をご紹介しましょう。
中学英語の教科書で文法を復習する
英語の基礎となる文法は、中学校で学習する範囲でほとんどカバーされています。
中学英語の教科書を使って、文法事項を体系的に復習しましょう。
例えば、以下のような順序で文法項目を確認していくのがおすすめです。
1. 品詞（名詞、代名詞、動詞、形容詞、副詞など）
2. 文の構造（主語、動詞、目的語、補語など）
3. 時制（現在形、過去形、現在完了形など）
4. 助動詞（can、will、may、mustなど）
5. 受動態と能動態
6. 仮定法
自分の苦手な項目を重点的に復習することで、効率的に基礎力を高められます。
教科書の説明を読んで理解し、練習問題で知識を定着させましょう。
基本英単語を繰り返し覚える
英語の基礎となる単語を身につけることは、とても大切です。
中学校で学ぶ英単語は、約1500語。
この基本語彙を確実に覚えることで、英文の理解がぐっと楽になります。
以下のような方法で、英単語の学習を進めてみてください。
- 単語帳や英単語アプリを活用する
- 1日10個20個のペースで覚える
- 毎日復習して、定着させる
- 英語から日本語、日本語から英語の両方向で覚える
- 名詞、動詞、形容詞など、品詞ごとにまとめて覚える
地道な努力が必要ですが、コツコツと単語力を高めていけば、必ず英語の理解力がアップします。
日常生活の中で単語を使う機会を作るのも効果的ですよ。
英文法の基本パターンを押さえる
英語の文章には、基本的なパターンがいくつかあります。
これらのパターンを理解して使えるようになることが、英語力アップのカギとなります。
以下の英文法の基本パターンを抑えておきましょう。
・SV（主語 + 動詞）
I walk 私は歩く
・ SVC（主語 + 動詞 + 補語）
She looks happy. 彼女は幸せそうだ。彼女は幸せそうに見える。
・ SVO（主語 + 動詞 + 目的語）
He plays soccer. 彼はサッカーをします。
・ SVOO（主語 + 動詞 + 間接目的語 + 直接目的語）
She cooked me meal. 彼女は私に食事を作ってくれた。
・ SVOC（主語 + 動詞 + 目的語 + 補語）
She found the movie funny. 彼女はその映画が面白いと感じた。
これらのパターンを使って、簡単な文章を作る練習をしてみてください。
パターンに慣れてくると、少しずつ応用した文章も作れるようになるはずです。
リスニングとスピーキングの基礎練習
英語の基礎力を高めるためには、リスニングとスピーキングの練習も欠かせません。
以下のような方法で、毎日少しずつでも練習を積み重ねていきましょう。
リスニング
- 英語の歌を聴く
- 英語のポッドキャストを聴く
- 洋画やドラマを観る（字幕なしでも挑戦）
- オンライン英会話レッスンを受ける
スピーキング
- 英語の音読をする
- シャドーイング（英語を聞きながらすぐに真似して言う）をする
- 自分の考えや感想を英語で話す
- 友達や家族と簡単な英会話をする
初めのうちは、聞き取れなかったり、うまく言葉が出てこなかったりするかもしれません。
でも、恥ずかしがらずに挑戦することが大切。
間違いを恐れずに練習を重ねていけば、徐々に上達していくはずです。
英語学習を習慣化するコツ
英語の基礎力をつけるためには、継続した学習が何より大切です。
以下のようなコツを意識して、英語学習を習慣化させましょう。
毎日学習の時間を作る
毎日決まった時間に、英語の勉強をする習慣をつけましょう。
始めは10分でも構いません。
少しずつ学習時間を増やしていくことで、着実に英語力が伸びていきます。
忙しい日は短時間でも、学習の習慣を絶やさないことが大切。
楽しみながら学ぶ
英語学習を楽しいと感じられれば、自然と続けられるようになります。
自分の好きなものを英語で楽しむのもおすすめ。
例えば、好きな洋楽の歌詞を訳してみたり、興味のある分野の英語記事を読んだり。
楽しみながら英語に触れる時間を増やしていきましょう。
仲間や先生と一緒に学ぶ
一人で勉強を続けるのは、なかなか大変です。
家族や友人など、一緒に英語を学ぶ仲間がいれば心強いですね。
お互いの学習状況を報告し合ったり、わからないところを教え合ったり。
切磋琢磨しながら、楽しく学習を続けられるはずです。
英会話教室や英語塾に通うのもおすすめ。
先生のサポートを受けながら、効果的に英語力を伸ばせます。
英語の発音の基礎を身につける
英語の発音は、日本語とは大きく異なります。 正しい発音を身につけることは、リスニングとスピーキングの上達に欠かせません。
以下のようなポイントを意識して、英語の発音の基礎を学んでいきましょう。
子音と母音の違いを理解する
英語の子音と母音の発音の仕方を、しっかりと理解することが大切です。
子音は、口の中で舌や歯、唇を使って作る音。 例えば、”p”や”t”、”k”などの子音は、日本語よりも強めに発音します。
一方、母音は声帯を振動させて作る音。 “a”や”i”、”u”などの母音は、口の開け方や舌の位置を意識して発音しましょう。
発音記号を覚える
英語の発音を正確に表すために、発音記号を覚えておくと便利です。
代表的な発音記号として、国際音声記号（IPA）があります。 例えば、”cat”という単語の発音記号は、「æ」で[ kˈæt ]と表記します。
例えば「あ」は日本語では同じ発音になりますが、英語では、ニュアンスが違います。
発音記号を見れば、その単語がどのように発音されるのかが一目でわかります。 英語の辞書で発音記号を確認する習慣をつけておきましょう。
ミニマルペアを練習する
ミニマルペアとは、一つの音素だけが異なる単語のペアのこと。 例えば、”ship”と”sheep”は、”i”の音の長さだけが違います。
このようなミニマルペアを意識的に練習することで、似た音の違いを聞き分けられるようになります。 英語の発音の微妙な違いを捉える耳を養いましょう。
シャドーイングで発音をマスターする
シャドーイングは、英語のセリフを聞きながらすぐに真似して言う練習法。 英語の音の流れに乗って、自然な発音を身につけることができます。
初めは、ゆっくりとしたスピードの英語から始めましょう。 徐々にスピードを上げていくことで、リスニング力と発音の精度が高まっていきます。
毎日5分から10分程度のシャドーイングを続けることが、発音上達のコツですよ。
英語の4技能をバランスよく伸ばす
英語の4技能とは、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングのこと。 この4つの技能をバランスよく伸ばしていくことが、英語力向上のカギとなります。
以下のように、4技能をまんべんなく練習していきましょう。
リーディング
- 英語の多読を始める（やさしいレベルの本から）
- 英語の新聞や雑誌を読む
- オンラインの英語記事を読む
- 英検やTOEICなどの問題集に取り組む
リスニング
- 英語の歌を聴く
- 英語のポッドキャストを聴く
- 洋画やドラマを観る（字幕なしでも挑戦）
- オンライン英会話レッスンを受ける
スピーキング
- 英語の音読をする
- シャドーイングをする
- 自分の考えや感想を英語で話す
- 友達や家族と簡単な英会話をする
ライティング
- 英語で日記やブログを書く
- SNSで英語の投稿をする
- 英語で手紙やメールを書く
- 英作文の練習をする
これらの練習を毎日少しずつでも続けることで、4技能のレベルアップを目指せます。 「今日は読む練習をしよう」「明日は書く練習をしよう」など、目標を立てて計画的に学習を進めていきましょう。
英語学習に役立つアプリやサービス
昨今は、スマートフォンやパソコンを使った英語学習が盛んです。 英語学習に役立つアプリやサービスをうまく活用して、効率的に学習を進めていきましょう。
英語学習アプリ
- Duolingo（ゲーム感覚で英語を学べる）
- 英語物語（英語の多読に特化したアプリ）
- スタディサプリENGLISH（リスニングとスピーキングの練習に最適）
- mikan（英語のニュース記事を読める）
オンライン英会話サービス
- DMM英会話
- レアジョブ英会話
- ネイティブキャンプ
- ビズメイツ
英語学習用YouTube
- エンジョイ英語
- 英語リスニング聞き流し ～ English Listening
- Rachel’s English
- Learn English with EnglishClass101.com
これらのアプリやサービスを活用すれば、自分のペースで楽しく英語学習を進められます。 無料で使えるものも多いので、ぜひ色々と試してみてくださいね。
まとめ
英語の基礎からやり直す方法について、詳しくご紹介してきました。
中学英語の復習から始めて、基本単語と文法パターンを押さえ、リスニングとスピーキングの練習を積み重ねることが大切です。
毎日コツコツと学習を続け、楽しみながら英語に触れる習慣をつけていけば、必ず英語の力は伸びていきます。
英語学習に正解はありません。
自分に合った方法を見つけて、楽しみながら続けていくことが何より大切。
「英語は苦手」と諦めていた人も、ぜひもう一度チャレンジしてみてください。
基礎からしっかり学び直せば、きっと英語は身近なものに感じられるはずです。
