今回は、TOEIC Part3で聞き取れないと悩んでいる方に向けて、スコアアップのコツをお伝えします。
TOEIC Part3は、短い会話を聞いて質問に答える形式になっています。 聞き取れないと感じる方も多いのではないでしょうか。
でも、大丈夫です。 正しい学習方法を知って、コツをつかめば、きっと聞き取れるようになりますよ。
リスニング力を高める日常練習
TOEIC Part3で高得点を取るには、日頃からリスニング力を高めておくことが大切です。
普段の生活の中で、英語に触れる機会を増やしましょう。 例えば、英語のニュースを聞いたり、英語の映画を字幕なしで見たりするのも良い練習になります。
また、スマホのアプリを活用するのもおすすめです。 リスニング専門のアプリもたくさんあるので、空き時間を使って練習しましょう。
ちょっとした習慣の積み重ねが、リスニング力アップにつながるのです。
シャドーイングで英語の音に慣れる
シャドーイングとは、英語を聞きながらすぐに真似して声に出す練習方法です。
初めは聞き取れなくても、繰り返し練習することで、英語の音に徐々に慣れていきます。 自然と聞き取れるようになるはずです。
まずはスクリプトを見ながら、ゆっくりしたスピードで練習しましょう。 慣れてきたら、スクリプトを見ずに練習するのも効果的ですよ。
問題演習を繰り返す
やはり実践あるのみ。 TOEIC Part3の問題演習を繰り返し行うことが、スコアアップの近道です。
市販の問題集や、TOEIC専門学校のオンライン教材などを活用しましょう。 問題を解いた後は、必ず音声を聞き直して復習することが大切です。
聞き取れなかった箇所は、スクリプトを見ながら音の出し方をチェックしましょう。 苦手なフレーズは何度も聞いて、しっかりと覚えるようにしてください。
分からない単語があれば、その都度辞書で調べる習慣も必要です。
ディクテーションで弱点を克服する
ディクテーションとは、英語を聞いて書き取る練習方法のことです。
TOEIC Part3の音声を使って、ディクテーションをしてみましょう。 一文ずつ区切って聞き、書き取れるまで繰り返し練習します。
聞き落としてしまう部分や、うまく書けない部分が自分の弱点だと分かります。 その弱点部分を重点的に練習することで、苦手意識を克服できるはずです。
知っておきたい頻出表現
TOEIC Part3では、日常会話でよく使われる決まった表現が頻出します。 そういった表現を事前に押さえておくと、本番で役立ちます。
例えば、提案する表現の “Why don’t we~?”や、同意する表現の “That sounds good.” などです。 よく使われる表現を予習しておくことで、聞き取りやすくなります。
テキストやネットで頻出表現を探して、意識的に覚えていきましょう。 実際に口に出して練習するのも効果的です。
リスニングの際は予測力を働かせよう
TOEIC Part3では、会話を聞く前に質問が提示されます。 質問をしっかり読んで、会話の内容を予測しておくことが大切です。
質問の内容から、会話の場面や話題を想像してみましょう。 そうすることで、聞くべきポイントが明確になり、聞き取りやすくなります。
また、選択肢をチェックするのも有効な方法です。 選択肢から会話の展開を予測することで、聞き取るべき情報が絞り込めます。
予測力を働かせながら聞くことで、正確に聞き取る力が身につくでしょう。
時間配分に注意する
TOEIC Part3は、他のパートに比べて問題数が多いのが特徴です。 1問あたりの制限時間は約30秒と短いので、時間配分に注意が必要です。
問題文と選択肢にざっと目を通し、最後まで聞いてから解答するのがベストです。 選択肢を先に読んでおくことで、聞き逃しを防げます。
ただし、問題数が多いので、1問に時間をかけすぎないよう注意しましょう。 時間が足りなくなり、後の問題で焦ってしまうことがあるので要注意です。
音のつながりに注目する
TOEIC Part3では、単語と単語がつながって発音されることが多いです。 例えば、”want to” が “wanna”、”going to” が “gonna” と聞こえることがあります。
こういった音のつながりを知っておくと、聞き取りやすくなります。 単語の組み合わせを意識して、音の変化を予測してみましょう。
また、文法の知識も大切です。 よく使われる文法パターンを理解していれば、音のつながりも予測しやすくなります。
普段から、音の変化に敏感になることを心がけましょう。
集中力を切らさない
TOEIC Part3を攻略するには、集中力が欠かせません。 短い時間に多くの問題をこなすためには、常に集中した状態を保つ必要があります。
集中力が切れそうになったら、ちょっと深呼吸をしてみましょう。 姿勢を正すのも効果的です。
リラックスしすぎるのは禁物ですが、適度に息抜きをすることが大切です。 メリハリをつけることで、集中力を持続させることができます。
普段から、長時間集中する練習をしておくと良いでしょう。 例えば、英語の長文リスニングを続けて30分ほど行うのも good です。
英語の音の特徴を理解する
英語の発音は、日本語とは大きく異なります。 TOEICで高得点を取るには、英語の音の特徴をしっかりと理解する必要があります。
例えば、英語の子音は日本語よりも強く発音されます。 また、単語の切れ目がはっきりしているのも特徴です。
さらに、英語には、日本語にはない “th” や “f” などの子音があります。 発音の仕方を意識的に練習しておくことが大切です。
英語の音の特徴を理解することで、聞き取りのコツがつかめるはずです。 ネイティブスピーカーの発音を参考にしながら、練習を重ねていきましょう。
音の変化パターンを押さえる
英語の音は、単語が組み合わさることで変化することがあります。 こういった音の変化パターンを知っておくと、リスニング力が格段に上がります。
例えば、”have to” は “hafta”、”want to” は “wanna” と発音されることが多いです。 また、”going to” は “gonna”、”got to” は “gotta” と変化します。
このような変化パターンを予測できれば、聞き取りもしやすくなるでしょう。 英語の音の法則を意識的に学ぶことが大切です。
他にも、”would have” が “would’ve”、”should have” が “should’ve” と変化するパターンもあります。 これらもよく耳にする表現なので、覚えておくと良いですよ。
会話の場面を想像する
TOEIC Part3では、日常的な場面での会話が出題されます。 問題文から状況を正確に把握し、登場人物の心情を想像することが大切です。
例えば、問題文に “at a restaurant” とあれば、レストランでの注文やメニューについての会話が展開されるはずです。 “at the airport” なら、搭乗手続きや航空券の確認に関する会話が予測できます。
登場人物の立場になって、その場の状況を頭の中で思い描いてみましょう。 そうすることで、自然と会話の内容が想像でき、聞き取りやすくなります。
会話の背景を理解する力は、リスニング力向上に欠かせません。 問題文から情報を収集し、想像力を働かせる習慣をつけましょう。
キーワードを聞き逃さない
TOEIC Part3の会話では、重要なキーワードが必ず含まれています。 そのキーワードを聞き逃さないことが、問題を解くカギとなります。
まずは問題文と選択肢を読んで、キーワードを予測してみましょう。 そして、そのキーワードが会話の中のどこで使われているかを意識して聞くことが大切です。
キーワードは、通常、強調して発音されます。 音の強弱に注意を払うことで、聞き落とすことなくキャッチできるでしょう。
また、キーワードの言い換え表現にも気をつけましょう。 同じ意味の別の言葉が使われている可能性もあるので、注意が必要です。
普段から、英語の語彙力を高めておくことが、キーワードを聞き取る力につながります。
英語の発音ルールを知る
英語の発音には、いくつかの法則があります。 その法則を知っておくことで、リスニング力が大きく向上するでしょう。
例えば、英語の単語は一般的に、最後から2番目の音節に強勢が置かれます。 “develop” なら “vel” の部分が、”information” なら “ma” の部分が強く発音されるのです。
また、カンマやピリオドなどの記号は、ポーズを表します。 文章を音読する際は、記号の位置で一呼吸おくことを意識しましょう。
他にも、子音が連続する場合、最初の子音が強く発音され、後の子音は弱く発音される傾向にあります。 例えば、”facts” は “fa” が強く、”cts” は弱く発音されます。
このような発音ルールを意識することで、英語の音の特徴がつかめるようになるでしょう。
英語の音の変化を楽しむ
最後に、英語学習を楽しむことの大切さについてお話ししたいと思います。 TOEICの勉強は、ともすれば義務感から行うものになりがちです。
しかし、英語の音の変化を楽しみながら学ぶことができれば、学習効果は格段にアップします。 ネイティブスピーカーの発音を真似したり、音の変化の法則を見つけたりすることは、とても面白い作業です。
英語の音に親しむためには、洋楽を聴くのもおすすめです。 お気に入りのアーティストの曲を、歌詞を見ながら聴いてみてください。 リスニング力の向上に役立つだけでなく、リフレッシュにもなりますよ。
英語の音の変化を楽しみながら学ぶことで、TOEICの学習も苦痛ではなくなるはずです。 ぜひ、楽しみながらリスニング力アップを目指してくださいね。
まとめ
TOEIC Part3で高得点を取るためのコツについて、ご説明しました。
TOEIC Part3で聞き取れないのは、あなただけではありません。
正しい学習法を実践して、コツをつかめば必ず克服できます。
聞き取れないと感じたら、まずは基礎力をしっかり身につけることが大切です。 日頃から英語に触れる機会を増やし、音の特徴をつかむ訓練をしましょう。
そして、実践的な問題演習を繰り返すことで、得点力は着実に向上していきます。 予測力を働かせ、時間配分にも気をつけながら、集中して取り組んでくださいね。
TOEICは、努力した分だけ結果に表れる試験です。 ぜひ今回ご紹介したコツを実践して、Part3の得点アップを目指してください。
