イギリス英語のあいさつ表現
イギリスでは、”How are you?”の代わりに”How do you do?”がよく使われます。
これは「初めまして」に近い意味合いで、初対面の人に使う表現です。
“How do you do?”の返事は、なんと”How do you do?”。
相手の言葉をそのまま返すのが基本となります。
他にも、以下のようなイギリス英語のあいさつ表現があります。
- Hiya!(やあ!)
- Alright?(調子はどう?)
- Lovely to see you!(会えて嬉しいわ!)
- I’m knackered.(疲れ果てているよ。)
- What have you been up to?(最近何してたの?)
- How’s your day going?(今日の調子はどう?)
- What’s the craic?(最近どう?)※アイルランドでよく使われる表現
イギリス独特のフレーズを使いこなせば、英語の表現力も広がるはずです。
イギリス英語とアメリカ英語の違いを意識しながら、学んでいきましょう。
また、イギリス英語のスラングを交えると、現地の人とより親密になれますよ。
- Hiya, mate!(やあ、友よ!)
- Alright, guv?(調子はどうだい、御大?)
- ‘Ow ya doin’?(調子はどお?)※発音をそのまま表記
- Watcha!(やあ!)
- Ay up!(やあ!) ※北部イングランドの方言
“mate”(友、相棒)、”guv”(御大、ボス)など、友好的なニックネームを付けるのがイギリス流。
発音をそのまま文字に起こした “‘Ow ya doin’?”も、現地の雰囲気が出ていますね。
“Watcha!”は”What are you?”の短縮形、”Ay up!”は北部イングランドの方言です。
フレンドリーな印象を与えたいなら、ぜひ使ってみてください。
体調を尋ねるときのフレーズ
友人や家族の体調を尋ねるときは、以下のようなフレーズが使えます。
- How are you feeling?(具合はどうですか?)
- Are you feeling better?(良くなりましたか?)
- How’s your cold?(風邪はどうですか?)
- I hope you’re not coming down with something.(何かの病気にかかっていなければいいのですが。)
- You look a bit pale. Are you okay?(ちょっと顔色が悪いですが、大丈夫ですか?)
- Is your fever gone?(熱は下がりましたか?)
- Are you feeling under the weather?(体調が優れませんか?)
- How’s your headache?(頭痛はどうですか?)
- I hope you’re on the mend.(回復してきていることを願っています。)
優しい言葉で相手を気遣うことができますね。
体調不良のときこそ、あたたかいコミュニケーションが大切です。
自分だけでなく、周りの人の健康状態にも気を配る習慣を身につけましょう。
日常会話の中で、体調を気遣う表現を自然に使えるようになりたいですね。
以下は、もう少しカジュアルな言い回しの例です。
- You don’t look so hot. Everything okay?(あんまり元気そうじゃないね。大丈夫?)
- Feeling a bit off today?(今日は調子が悪いのかな?)
- You seem a little tired. Rough night?(ちょっと疲れているみたいだけど、ハードな夜だった?)
- Hanging in there?(なんとかやってる?)
- Not your usual perky self today, huh?(いつもの元気な君じゃないみたいだね。)
“You don’t look so hot.”は、「あまり元気そうに見えない」という意味のフレーズ。
“Feeling a bit off today?”は、「今日は調子が悪いのかな?」という含みのある質問です。
“Rough night?”は、「ハードな夜だった?」と推測を交えて尋ねる表現。
“Hanging in there?”は、「なんとかやってる?」とシンプルに状況を確認する言葉ですね。
“perky”は「元気いっぱいの」という意味の形容詞で、”Not your usual perky self today, huh?”は「いつもの元気な君じゃないみたいだね」と、変化に気づいていることを伝えています。
親しい間柄ならではのフランクな表現を、状況に合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。
仕事の調子を尋ねるフレーズ
同僚やビジネスパートナーと雑談をするときは、以下のような表現が役立ちます。
- How’s work going?(仕事の調子はどうですか?)
- How’s your project coming along?(プロジェクトの進み具合はどうですか?)
- Is everything running smoothly?(すべて順調に進んでいますか?)
- I hope you’re not snowed under.(仕事に追われていなければいいのですが。)
- How’s your workload these days?(最近の仕事量はどうですか?)
- Staying on top of things?(すべてを把握できていますか?)
- How’s the new project treating you?(新しいプロジェクトはどんな感じ?)
- I hope you’re not burning the midnight oil too often.(深夜まで働きすぎていないことを願っています。)
- How’s your work-life balance these days?(最近のワークライフバランスはどうですか?)
仕事の状況を尋ねることで、相手の頑張りを認め、応援するメッセージを伝えられます。
時には愚痴を聞いてあげるのも、信頼関係の構築に欠かせません。
お互いの仕事の様子を共有し合える、そんな温かい職場環境を目指したいですね。
カジュアルな雰囲気なら、以下のようなフレーズも使えますよ。
- Staying afloat amidst the chaos?(混沌の中で、なんとか踏ん張ってる?)
- Drowning in paperwork, or managing to keep your head above water?(書類の山に溺れてる?それともなんとか頭を水面上に?)
- Nose to the grindstone, as usual?(いつものように仕事に没頭してるのかな?)
- Holding down the fort at work?(職場で要塞を守ってるんだね?)
- Pulling your hair out over the new project, or smooth sailing so far?(新しいプロジェクトで髪を抜きそう?それともここまでは順風満帆?)
“Staying afloat”(なんとか踏ん張っている)、”drowning in paperwork”(書類の山に溺れている)など、比喩表現を使うと、より印象的に状況を伝えられます。
“nose to the grindstone”(鼻を砥石に付ける→仕事に没頭する)、”hold down the fort”(要塞を守る→職場を守る)など、イディオムを使うのも効果的ですね。
“pulling your hair out”(髪を抜く→ストレスで髪が抜けそう)といった誇張表現で、プロジェクトの大変さを表すのもおすすめです。
“smooth sailing”(順風満帆)のように、うまくいっている様子を伝えるフレーズもありますよ。
状況に合わせて、適切な表現を選んでみてください。