moreとmostの違いは？比較級・最上級のルールと見分け方を分かりやすく解説！

「比較級と最上級って、どうやって使い分けるの？」
「more と most の違いがいまいち分からない…」
「どの単語に -er / -est をつけて、どの単語に more / most をつけるの？」

英語の 比較級と最上級 は、日常会話や試験でも頻出の重要な文法ルールです。
「どちらが〇〇」「一番〇〇」という表現がスムーズにできると、英語の表現力がグッとアップします！

この記事では、比較級と最上級の 基本ルールから、more / most の違い、単語の使い分け方、よくあるミスまで わかりやすく解説します。

それでは、一緒に学んでいきましょう！

比較級と最上級のルールを徹底解説！

比較級と最上級は、英語の基本的な文法のひとつ。
「どちらがより〇〇か」「一番〇〇なのはどれか」といった比較をするときに使います。
英語の文章でよく出てくるので、しっかりルールを押さえておきましょう！

比較級と最上級の基本ルール

比較級（Comparative）は「AとBを比べるとき」に使います。
例えば、「AのほうがBより速い」「この映画はあの映画より面白い」といった文を作るときですね。

比較級（more / -er） の例文

一方、最上級（Superlative）は「A・B・C…のものを比べて、一番〇〇なもの」を表すときに使います。

最上級（most / -est） の例文

er/est をつける単語と more/most を使う単語の違い

基本ルール
英語の比較級・最上級は、単語の長さによって 「-er / -est」 をつけるか、「more / most」 を使うかが決まります。

例外や詳細なルールについては、次の章「moreとmostをつける単語の見分け方」で詳しく解説します。

more/most の使い方と注意点

「more / most」を使うときのポイントを整理すると、以下のようになります。

• 2音節以上の単語には「more / most」を使う（例：more careful, most exciting）
• 語尾が「-ful, -less, -ing, -ous, -ly」などの単語は「more / most」を使う（例：more famous, most useful）
• 「er / est」をつける単語に「more / most」をつけない（例：× more taller → 〇 taller）

よくある間違い
× She is more taller than her sister.
〇 She is taller than her sister.

× This cake is most delicious in the world.
〇 This cake is the most delicious in the world.

不規則変化する比較級・最上級

実は、比較級・最上級の中には「不規則変化」するものもあります。
これらはルールに当てはまらないので、丸ごと覚えてしまいましょう。

例えば、「good」の比較級は「gooder」ではなく、「better」になります。
「多い」を表す「many / much」は、比較級が「more」、最上級が「most」ですね。

比較級・最上級を使った便利な表現

比較級や最上級を使った「便利なフレーズ」もたくさんあります！

• 比較級 and 比較級 → ますます〇〇になる
  例　It’s getting colder and colder.（どんどん寒くなってきている。）

• The 比較級 ~, the 比較級 … → 〜すればするほど…
  例　The more you study, the better you get.（勉強すればするほど、上手くなる。）

• no more than ~ → たった〜
  例　I have no more than five dollars.（私は5ドルしか持っていません。）

• more A than B → BというよりA
  例　She is more kind than smart.（彼女は賢いというより優しい。）

よくある間違いとその対策

比較級・最上級のミスで特に多いのが、この3つです。

①「the」をつけ忘れる
× This is most interesting book.
〇 This is the most interesting book.

②「more / most」と「-er / -est」を混ぜる
× He is more taller than me.
〇 He is taller than me.

③「than」の使い方ミス
× She is better that me.
〇 She is better than me.

しっかりポイントを押さえて、間違えないようにしましょう。

more / most と -er / -est のニュアンスの違い

比較級・最上級のルールとして、「1音節の単語は -er / -est をつけ、3音節以上の単語には more / most をつける」と学びました。しかし、一部の単語はどちらの形も使える ことがあります。

例えば、

• “simpler” と “more simple”
• “cleverer” と “more clever”
• “friendlier” と “more friendly”

どちらも文法的に正しいのですが、微妙なニュアンスの違いがあります。

「-er / -est」のほうが口語的

簡潔でカジュアルな表現 になるため、会話でよく使われます。

例文
This explanation is simpler.（この説明のほうが簡単だよ。）
My dog is friendlier than yours.（私の犬はあなたの犬よりもフレンドリーです。）

「more / most」のほうがフォーマルな印象

書き言葉や公式な場面で使われやすいです。

例文
The new software is more simple and easier to use.（新しいソフトウェアはよりシンプルで使いやすい。）
This approach is more friendly to the environment.（この方法は環境により優しい。）

どちらを使うかは、状況や文のトーンによって選ぶことができます。

moreとmostの違いを詳しく解説！

「more」と「most」は、どちらも「より〇〇」「最も〇〇」という意味を表しますが、使い方が異なります。
ここでは、moreとmostの基本的な違いと、それぞれの使い方のポイント をわかりやすく解説していきます！

moreを使う場合とは？

「more」は 比較級（Comparative） で、「2つのものを比べるとき」に使います。
「AのほうがBより〇〇だ」と言いたいときに使う表現ですね。

more の基本ルール

• 2音節以上の形容詞や副詞 につける
• 「more ＋ 形容詞 / 副詞」で「より〜」の意味 を作る
• 「than」とセットで使うことが多い

more を使った例文

mostを使う場合とは？

「most」は 最上級（Superlative） で、「3つ以上のものを比べて最も〇〇なもの」を表します。
「一番〇〇だ」と言いたいときに使います。

most の基本ルール

• 2音節以上の形容詞や副詞 につける
• 「the most ＋ 形容詞 / 副詞」で「最も〜」の意味 を作る
• 「in / of」などとセットで使うことが多い

most を使った例文

more/mostの使い方のポイント

「more」と「most」は似ていますが、以下の点に注意しましょう！

よくある間違いと注意点

✅ more / most の使い分けミス
✖ She is most beautiful in her class.（間違い！）
〇 She is the most beautiful in her class.（正解！「the」を忘れずに！）

✅ 比較級に「most」を使う
× This book is most interesting than that one.
〇 This book is more interesting than that one.

✅ 最上級に「more」を使う
× This book is the more interesting of all.
〇 This book is the most interesting of all.

✅「er」と「more」の混同
× He is more taller than his brother.（間違い！）
〇 He is taller than his brother.（正解！「more」は不要！）

発音の違いについて

英語を学ぶ際には、文法だけでなく発音の違いも意識すると、よりスムーズに使えるようになります。

比較級の発音のポイント

• 「-er」をつける場合は、語尾を強調する。
  • 例　taller（タラー）→「ラー」の部分を強調
  • 例　faster（ファスター）→「ター」の部分を強調
• 「more」をつける場合は、「more」にアクセントを置く。
  • 例　more interesting（モア インタレスティング）

最上級の発音のポイント

• 「-est」をつける場合は、語尾の「エスト」をはっきり発音。
  • 例　tallest（トーレスト）
  • 例　fastest（ファーステスト）
• 「most」をつける場合は、「most」に強いアクセントを置く。
  • 例　the most beautiful（ザ モウスト ビューティフル）

クイズで理解度チェック！

学んだ知識を試してみましょう！

【問題1】適切な形を選びましょう。

1. This test is ( harder / more hard ) than the last one.
2. She is ( most beautiful / the most beautiful ) girl in the school.
3. This solution is ( simpler / more simple ) than the previous one.
4. He runs ( faster / more fast ) than me.
5. This is ( the friendliest / the most friendly ) restaurant in town.

【解答】

1. harder
2. the most beautiful
3. simpler / more simple（どちらも正解）
4. faster
5. the friendliest / the most friendly（どちらも正解）

【問題2】文の間違いを直しましょう。

(誤りがある場合は正しい形に修正してください)

1.  This book is most interesting than that one.
2.  He is more taller than his brother.
3.  This is the most easiest way to solve the problem.
4.  She is the more intelligent student in the class.
5.  That movie was the more exciting of all.

【解答】

1. This book is more interesting than that one.（最上級”most”ではなく、比較級”more”を使用）
2. He is taller than his brother.（”more”は不要）
3. This is the easiest way to solve the problem.（”most”は不要）
4. She is the most intelligent student in the class.（比較ではなく最上級を使うべき）
5. That movie was the most exciting of all.（最上級”the most”を使用）

moreとmostの違いを一発で理解！

• 2つを比較するとき → more + 形容詞 + than ～
• 3つ以上の中で最も〇〇なとき → the most + 形容詞 + in / of ～
• 副詞の比較級 → more + 副詞（例　more quickly, more carefully）
• 副詞の最上級 → the most + 副詞（例　the most quickly, the most carefully）
• 必ず最上級には「the」をつける！（例　the most beautiful, the most important）

moreとmostをつける単語の見分け方

「この単語には more / most をつけるべき？それとも -er / -est？」
この疑問は英語学習において大きな悩みのひとつです。
ここでは 「1音節・2音節・3音節の違い」「語尾による変化のルール」「例外的な単語のリスト」 を確認して、しっかり見分けられるようにしましょう！

1音節・2音節・3音節での違い

基本ルール

• 1音節（短い単語） → 「-er / -est」 をつける
• 2音節（やや長めの単語） → どちらもOKな場合あり！（単語による）
• 3音節以上（長い単語） → 「more / most」 をつける

1音節の単語（-er / -est）

1音節の形容詞・副詞は 語尾に「-er / -est」をつけるのが基本 です。

【例文】

• This building is taller than that one.
  （この建物はあの建物よりも高い。）

• He is the fastest runner in our team.
  （彼は私たちのチームで最も速いランナーです。）

2音節の単語（-er / -est も more / most もOKな場合あり！）

2音節の単語の中には 「-er / -est」をつけるもの もあれば 「more / most」をつけるもの もあります。
どちらもOKな場合もあるので、よく使われる形を覚えましょう！

【例文】

• This road is narrower than that one.
  （この道はあの道より狭い。）

• She is the most friendly teacher at school.
  （彼女は学校で最も親しみやすい先生です。）

3音節以上の単語（more / most）

3音節以上の長い単語は 「more / most」 をつけるのが基本です！

【例文】

• This movie is more interesting than the last one.
  （この映画は前の映画よりも面白い。）

• This is the most expensive restaurant in town.
  （これは町で最も高級なレストランです。）

語尾による変化のルール

「more / most」を使う単語の語尾の特徴！

• 語尾が「-ful, -ous, -ing, -ly, -less」の場合は「more / most」を使う
• 語尾が「-y, -le, -ow, -er」の場合は「-er / -est」を使うことが多い

例外的な単語のリスト

不規則変化をする単語（覚えるしかない！）

moreとmostをつける単語の見分け方を完璧にしよう！

• 1音節の単語 → -er / -est（例　taller, fastest, biggest）
• 2音節の単語 → -er / -est も more / most もOKなものがある（例　simpler / more simple）
• 3音節以上の単語 → more / most（例　more interesting, most beautiful）
• 語尾が「-ful, -ous, -ing, -ly, -less」ならmore / most！
• 不規則変化する単語は暗記！（例　better, best, worse, worst）

まとめ

これまでに英語の比較級・最上級の基本ルール、more / most の違い、単語の使い分け について詳しく解説しました。
比較級と最上級は、2つのものを比べるときと、3つ以上のものの中で一番〇〇なものを表すときに使います。

• 比較級（Comparative）　「more + 形容詞 / 副詞 + than」または「-er + than」
• 最上級（Superlative）　「the most + 形容詞 / 副詞」または「the + -est」
• 「-er / -est」のほうがカジュアルで会話向き。
• 「more / most」のほうがフォーマルな文章向き。
• どちらも使える単語は、文脈に応じて選ぶのがポイント！

単語の使い分けもポイント

• 1音節の短い単語 → 「-er / -est」 をつける（例　fast → faster → fastest）
• 3音節以上の単語 → 「more / most」 をつける（例　important → more important → most important）
• 2音節の単語 → どちらの形もOKな場合あり（例　simple → simpler / more simple）
• 「-ful, -ous, -ing, -ly, -less」などで終わる単語 は more / most！（例　useful → more useful → most useful）

また、good → better → best / bad → worse → worst のように 不規則に変化する単語 もあるので注意しましょう。

比較級・最上級の表現をしっかりマスターすると、英語の表現力がグンとアップします。
日常会話や試験でもよく使う表現なので、練習して自分のものにしてくださいね。