アクション映画には、心に残る名言がたくさんありますね。
それらの名言は、英語の学習にも役立ちます。
この記事では、有名なアクション映画の名言を紹介しながら、英語学習のポイントを解説していきましょう。
「ターミネーター」の名言から学ぶ
「ターミネーター」シリーズは、アーノルド・シュワルツェネッガー演じる人造人間が活躍するSFアクション映画です。
その中でも有名なセリフが、”I’ll be back.”(また戻ってくる)です。
この表現は、「すぐに戻ってくる」という意味で使われることが多いでしょう。 例えば、会議で一時的に席を外す時などに、”I’ll be back in a few minutes.”(数分で戻ります)と言えます。 また、別れ際に”I’ll be back.”と言えば、「またね」という気軽な別れの挨拶にもなります。
もう一つ、”Hasta la vista, baby.”(さようなら、ベイビー)も覚えておくと便利です。 これはスペイン語の「さようなら」と英語の「~ちゃん」を組み合わせた表現で、ユーモアを交えた別れの言葉として使えます。
「ダイ・ハード」の名言から学ぶ
「ダイ・ハード」は、ブルース・ウィリス演じる男が単独でテロリストと戦うアクション映画です。
主人公のジョン・マクレーンが放った”Yippee-ki-yay, motherfucker!”は、映画史に残る名言の一つと言えるでしょう。
“Yippee-ki-yay”は、もともとはカウボーイが使う掛け声でした。 それを、「こんにゃろー!」といった挑発の言葉と組み合わせることで、強い決意を表しています。 しかし、”motherfucker”は下品な言葉なので、普段の会話で使うのは避けましょう。
代わりに、”Yippee-ki-yay, my friend!”(よっしゃ、友よ!)などと言い換えると良いですね。 友達を励ます時や、何かに挑戦する時に使ってみてください。
「ロッキー」の名言から学ぶ
「ロッキー」は、シルヴェスター・スタローン演じるボクサーの成長を描いた作品です。
“Go for it!”(やってやれ!)は、ロッキーのトレーナーから何度も言われる言葉でした。
“Go for it!”は、「思い切ってやってみろ」「チャレンジしろ」という意味の表現です。 スポーツなどで仲間を応援する時や、誰かの背中を押す時に使うと良いでしょう。
また、”Ain’t gonna be no rematch.”(再戦なんてないからな)も印象的なセリフです。 “ain’t”は”am not”や”is not”のくだけた言い方で、否定を強調しています。 ここでは、「絶対に負けない」という強い意思を表していますね。
口語表現ですが、友達との会話などで”There ain’t no ○○”と使えば、「○○なんて絶対ない」と強い否定ができます。
「インディ・ジョーンズ」の名言から学ぶ
「レイダース」をはじめとする「インディ・ジョーンズ」シリーズは、考古学者の冒険を描いたアクション映画です。
“Trust me.”(私を信じて)は、インディ・ジョーンズのお決まりのセリフと言えます。
この表現は、自分の言うことを信じてもらいたい時に使います。 “Trust me, I know what I’m doing.”(大丈夫、何をしているか分かってる)と続けると説得力が増すでしょう。
また、”I’ve got a bad feeling about this.”(嫌な予感がする)も有名な言葉です。 “I’ve got a ○○”は「○○な感じがする」という意味のイディオムです。 直訳すると「○○を持っている」なので、「予感」も「持っている」と表現するのは面白いですね。
「トップガン」の名言から学ぶ
「トップガン」は、トム・クルーズ演じるパイロットの活躍を描いた作品です。
“I feel the need, the need for speed!”(スピードが必要だ、俺にはスピードが必要なんだ!)は、スリル満点のセリフですね。
“feel the need”で「○○が必要だと感じる」という意味になります。 “the need for ○○”とすることで、「○○への欲求」を表せます。 友達と駆け足を競う時に、”I feel the need for speed!”と言ってみるのはどうでしょうか。
また、”You can be my wingman anytime.”(いつでも僕のウィングマンになってくれ)も心に残る言葉です。 “wingman”は「僚機のパイロット」という意味ですが、恋愛では「友達の恋を手助けする人」を指します。
仲の良い友達に”You’re my wingman.”と言えば、「あなたは私の親友」という意味になります。 普段の生活でも使える表現だと覚えておくとよいでしょう。
「マトリックス」の名言から学ぶ
「マトリックス」は、キアヌ・リーブス演じる主人公が仮想現実の世界で戦うSFアクション映画です。
“There is no spoon.”(スプーンなんてない)というセリフは、映画の中で重要な意味を持つ一言です。この言葉は、私たちが認識している現実は幻想に過ぎないという、映画のテーマを象徴しています。英語の直訳は「スプーンは存在しない」ですが、「物事の本質を見抜く」というニュアンスが込められています。
例えば、問題の原因が別のところにあると気づいた時、”There is no spoon, the real issue is ~”(問題のポイントは~だ)と言えます。 日常会話でも、洞察力のある発言には使えそうな表現です。
また、”I know kung fu.”(俺は空手を知っている)というセリフも印象的です。 “I know ○○”は「○○ができる」「○○を知っている」という意味です。 何か新しいスキルを身につけた時に、この表現を使ってみると良いでしょう。
「リーサル・ウェポン」の名言から学ぶ
「リーサル・ウェポン」は、メル・ギブソンとダニー・グローバー演じる刑事コンビが活躍するアクション映画です。
“I’m too old for this shit.”(こんなくだらないことをやってる歳じゃねえ)は、ダニー・グローバー演じるロジャー・マータフの決め台詞でした。
“too ~ for ○○”は「~するには○○すぎる」という意味の表現です。 “too old”は「年を取りすぎている」、”this shit”は「こんなくだらないこと」と訳せます。
例えば、子供っぽいゲームに付き合わされた時は、”I’m too old for this game.”と言えますね。 「うんざり」「愚痴」のニュアンスを込めて使うとよいでしょう。
「ランボー」の名言から学ぶ
「ランボー」は、シルヴェスター・スタローン演じるベトナム帰りの元特殊部隊の兵士が戦う姿を描いたアクション映画です。
“To survive a war, you gotta become war.”(戦争に生き残るには、自分自身が戦争にならなければならない)は、厳しい状況でのサバイバル精神を表しています。”To ~ , you gotta ○○”のパターンは、「~するには、○○しなければならない」という意味になります。 “To be a good student, you gotta study hard.”(良い学生になるには、一生懸命勉強しなければならない)のように、自分を奮い立たせる時に使えそうですね。
また、”Nothing is over!”(何も終わっちゃいない!)は、絶望的な状況でも諦めない姿勢を表しています。 “Nothing is ?”で「何も?ではない」と強く否定できます。 友達を励ます時に、”Nothing is impossible.”(不可能なことなんて何もない)と言えば、前向きなエールになるはずです。
“Live for nothing, or die for something.”(何もないなら生きるな。何かのために死ぬんだ)は、深い意味を持つセリフです。この言葉は、充実した人生を送るためには、信念を持って生きることが大切だと教えてくれます。 “Live for nothing”は「何の意味もなく生きる」、”die for something”は「何かのために死ぬ」という意味です。
“Nothing to live for”(生きる意味がない)や、”Something worth dying for”(命を捧げるに値するもの)など、応用して使うこともできるでしょう。 座右の銘にしたいほど、心に響く名言ですね。
「96時間」の名言から学ぶ
「96時間」は、リーアム・ニーソン演じる元CIA工作員が誘拐された娘を救出するために奮闘するアクション映画です。
“I will find you, and I will kill you.”(必ず君を見つけ出し、殺す)は、犯人への電話での一言です。”I will ?”は「?するつもりだ」という強い意志を表す表現です。 “find”は「見つける」、”kill”は「殺す」という意味なので、直訳は「見つけ出して、殺す」になります。
もちろん、日常会話で脅すような真似は厳禁です。 しかし、”I will find a way to ~”(~する方法を見つけ出すつもりだ)など、”find”の応用例は覚えておくと便利でしょう。 目標達成への強い意志をアピールできます。
「ミッション:インポッシブル」の名言から学ぶ
「ミッション:インポッシブル」は、トム・クルーズ演じる諜報員が不可能なミッションに挑む姿を描いたアクション映画シリーズです。
“Your mission, should you choose to accept it.”(君が受け入れるなら、これが君の任務だ)は、主人公に与えられる指令の定番フレーズです。
“should you choose to ?”で「もし?することを選ぶなら」という意味になります。 この場合の”should”は、「?だろう」ではなく「もし?なら」に近い意味で使われています。
会議の議題を伝える時に、”The agenda, should you choose to accept it, is ?”(議題は?です。異存なければ、です)などと使えます。 堅苦しい場での通知によく合う表現と言えるでしょう。
「ゴースト・バスターズ」の名言から学ぶ
「ゴースト・バスターズ」は、お化け屋敷の専門家集団を描いたSFコメディ映画です。
“Who you gonna call? Ghostbusters!”(誰を呼ぶ?ゴーストバスターズ!)は、ユーモアあふれるキャッチコピーとして人気です。
“Who you gonna call?”は「誰に電話する?」という意味のスラングです。 “gonna”は”going to”のくだけた言い方で、口語でよく使われます。 日常会話でも、”Who you gonna ask for help?”(誰に助けを求めるの?)などと使えます。
また、”I ain’t afraid of no ghost.”(俺は幽霊なんか怖くない)は、二重否定を使った表現です。 二重否定は、英語の文法では誤りとされることが多いですが、口語では意図的に使われることがあります。 この場合は、「幽霊が怖くないわけではない」のように、逆の意味になっているのがポイントです。
「ショーシャンクの空に」の名言から学ぶ
「ショーシャンクの空に」は、刑務所を舞台にした感動作です。 アクション映画ではありませんが、囚人たちの友情や自由への想いが、心に響く名言を生んでいます。
“Get busy living or get busy dying.”(人生を全力で生きるか、さもないと死ぬまで悶々と生きるか)は、人生の選択を迫るメッセージ性の高い言葉です。 “get busy”は「忙しくなる」「精一杯やる」という意味のイディオムです。 “Get busy studying or you’ll fail the exam.”(勉強に全力を尽くさないと試験に落ちるよ)など、行動を促す時に使えます。
また、”Hope is a good thing, maybe the best of things.”(希望は良いものだ。たぶん、最高のものだ)は、前向きな姿勢の大切さを教えてくれます。 “Hope is ?”のパターンで、「希望は?だ」と希望を定義づけています。 “Hope is a light in the darkness.”(希望は暗闇の中の光だ)のように、希望を様々なものに例えて表現してみるのも面白いでしょう。
「エイリアン」の名言から学ぶ
「エイリアン」は、宇宙を舞台にしたSFホラー映画です。
“In space no one can hear you scream.”(宇宙では誰もあなたの叫びを聞くことができない)は、恐怖を煽るキャッチコピーとして有名になりました。
“no one can hear ?”は「誰も?を聞くことができない」という意味です。 この表現を応用して、”In this noisy city, no one can hear me sing.”(この騒がしい街では、誰も私の歌を聞けない)などと使ってみましょう。 周りの環境を表現する時に便利な言い回しです。
また、”Get away from her, you bitch!”(離れろ、このメス犬野郎!)は、シガニー・ウィーバーが吐き捨てるように言うセリフです。 “bitch”は下品な言葉なので日常会話では使わない方が良いですが、怒りや強い感情を表す時の表現として覚えておくと役立つかもしれません。
さいごに
アクション映画だけでなく、様々なジャンルの映画から英語の名言を学ぶことができます。 心に残ったセリフを、自分なりの言葉で表現してみると、英語力のアップにつながるはずです。
英語の名言を通して、言葉の使い方や背景にある文化、ものの見方など、多くのことを学べます。 映画を楽しみながら、英語の世界を広げていきましょう。
“May the Force be with you.”(フォースと共にあらんことを) これは「スター・ウォーズ」の名言ですが、「がんばって」「幸運を祈る」といった前向きなエールとして、覚えておくと便利ですよ。