こんにちは。 英語の勉強法には様々なものがありますが、中でも洋楽の歌詞を使った学習方法は効果的だと言われています。
英語のネイティブが話すような自然な英語表現を学べるだけでなく、リスニング力も鍛えられるのが魅力です。 今回は、洋楽の歌詞を使った英語学習のやり方について詳しくご紹介しましょう。
自分の好きな曲を選ぶのがポイント
英語の勉強に洋楽を活用するなら、まずは自分の好きなアーティストや曲を選ぶことが大切です。
好きな曲なら、何度も聴きたくなりますし、歌詞の意味を知りたいと思うはず。 そうすることで、自然と英語の勉強に向き合えるようになるでしょう。
もちろん、最初は歌詞の意味が分からなくても大丈夫。 何度も聴いているうちに、少しずつ理解できるようになってきます。
英語学習に最適な聞き取りやすい洋楽曲をご紹介
洋楽の中には、メロディーが印象的で歌詞も聞き取りやすい曲がたくさんあります。 ここでは、英語学習におすすめの曲をいくつかご紹介しましょう。
Top of the World （Carpenters）
カーペンターズは、1970年代に活躍したアメリカのポップデュオです。 「Top of the World」は、彼らの代表曲の一つで、明るくポジティブなメロディーが特徴的。 歌詞もシンプルな英語で書かれているので、初心者にもおすすめの一曲です。
We Are the World
1985年に発表されたチャリティーソングで、マイケル・ジャクソンやスティービー・ワンダーなど、当時のトップアーティストが参加しています。 歌詞には “We are the world, we are the children” というフレーズが繰り返し出てくるので、覚えやすいでしょう。
Hello Goodbye（The Beatles）
言わずと知れた、イギリスの伝説的ロックバンド「ビートルズ」の楽曲です。 タイトルの通り、”Hello” と “Goodbye” という言葉が歌詞に何度も登場します。 口語的な表現も多いので、自然な英語表現が学べる曲だと言えるでしょう。
Loser Like Me（Glee cast）
海外ドラマ「glee/グリー」の劇中歌です。 高校生たちが、周りからのバカにされながらも前を向いて生きていく姿を描いた曲です。 歌詞には “Just go ahead and hate on me and run your mouth” （思う存分僕を嫌って、好き勝手言えばいい）というフレーズがあり、印象的ですね。
What Makes You Beautiful（One Direction）
イギリス出身の人気ボーイズグループで、10代の女性を中心に絶大な支持を集めました。 彼らの曲は、若者の恋愛をテーマにしたものが多く、歌詞の内容も比較的分かりやすいのが特徴です。 代表曲である「What Makes You Beautiful」は、シンプルな歌詞が印象的。
Let it go（Idina Menzel）
ディズニー映画「アナと雪の女王」で主人公エルサの歌声を担当したことで知られる歌手です。 中でも「Let It Go」は大ヒット曲となり、映画のテーマ曲にもなりました。 “Let it go, let it go” というフレーズは、覚えやすく、日常会話でも使えそうですね。
英語の歌詞の聞き取りに役立つアプリ
英語の歌詞を聞き取る練習をするなら、スマホアプリを活用するのがおすすめ。 ここでは、英語学習者に人気の高いアプリを3つご紹介します。
Lyrics Training
曲に合わせて歌詞の空欄を埋めていくゲーム感覚で学べるアプリです。 難易度を選べるので、初心者から上級者まで幅広く使えます。 歌詞を聞き取る力が身につくだけでなく、スペルの学習にも効果的。
1 Video Everyday
毎日1本、英語の動画を見られるアプリ。 英語字幕付きの動画が多数収録されており、歌のミュージックビデオも見られます。 字幕を表示して動画を見ることで、歌詞の聞き取り練習ができるでしょう。
Lyricstraining
洋楽の歌詞を使った英語学習に特化したWebサービスです。 聞こえてくる歌詞の一部をタイピングするゲームを通して、リスニング力を鍛えられます。 有名アーティストの曲が多数収録されているのも魅力的。
自分に合ったレベルの曲を選ぶ
英語学習に利用する洋楽は、自分のレベルに合ったものを選ぶことが大切です。 難しすぎる曲を選んでしまうと、歌詞の意味が理解できずに挫折してしまうかもしれません。
初心者の方は、歌詞がゆっくりで聞き取りやすい曲から始めましょう。 歌詞のほとんどが平易な単語で構成されているポップスなどがおすすめです。
慣れてきたら、少しずつレベルの高い曲にチャレンジしていきましょう。 ラップなどの早口の曲は、リスニング力アップに効果的ですよ。
歌詞の意味を理解することが重要
洋楽を聴くときは、歌詞の意味を理解することを心がけましょう。
最初は、歌詞の日本語訳をネットで調べたり、英和辞典で単語の意味を調べたりするのも良いでしょう。 そうすることで、曲の内容が理解できるようになります。
また、歌詞の中に出てくる英語表現やフレーズにも注目してみてください。 普段の会話でも使えそうな表現があれば、覚えておくと良いですよ。
歌詞を声に出して読むのがおすすめ
歌詞の意味が理解できたら、次は声に出して読んでみましょう。
最初は歌詞を見ながらゆっくりと読み、発音を意識してみてください。 またその際は、歌詞の内容を思い浮かべながら読むのがポイントです。
例えば、”I love you” と歌っているなら、愛する人を思い浮かべながら読むと良いでしょう。 そうすることで、英語の表現と感情が結びつき、より自然に身につけることができます。
繰り返し聴くことで、リスニング力も鍛えられる
洋楽の歌詞で英語表現を学ぶなら、繰り返し聴くことも大切。
初めて聴く曲なら、歌詞を見ながら聴いてみましょう。 そして、歌詞を見なくても歌えるようになったら、今度は歌詞を見ないで聴いてみてください。
何度も繰り返し聴くことで、歌詞が耳に入ってくるようになり、リスニング力も自然と鍛えられるはずです。
英語の歌詞を覚えるコツ
英語の歌詞を覚えるには、いくつかのコツがあります。
歌詞を理解する
まずは、歌詞の意味を理解することが大切です。 日本語訳を見たり、辞書で単語の意味を調べたりしながら、内容を把握しましょう。 歌詞の意味が分かれば、自然と覚えやすくなります。
繰り返し聴く
同じ曲を繰り返し聴くことも、歌詞を覚えるのに効果的。 通勤・通学の際や、家事をしながらなど、日常生活の中で積極的に洋楽を聴くようにしましょう。 知らず知らずのうちに、歌詞が頭に入ってくるはずです。
歌詞を書き出してみる
歌詞を紙に書き出してみるのも良い方法です。 一度書き出してみることで、スペルや単語の区切りを意識できます。 また、書いた歌詞を見ながら、何度も声に出して読むことで、より記憶に定着させられるでしょう。
歌ってみる
実際に歌ってみることも大切です。 歌詞を覚えながら歌ってみると、自然と口や舌の動きが英語のリズムに合うようになります。 カラオケなどで歌う機会があれば、ぜひ英語の曲を選んでみてくださいね。
洋楽は「生きた英語」の宝庫
英語の教科書や参考書も大切ですが、どうしても英語表現が硬くなりがち。 一方、洋楽の歌詞は、日常会話で使われるような自然な表現が多く含まれています。
歌詞を通して、ネイティブスピーカーが実際に使うような口語表現や俗語を学べるのは大きなメリットです。 教科書では学べない「生きた英語」を、洋楽から吸収していきましょう。
洋楽で英語の発音をマスター
英語の発音は、日本人にとって大きな壁の一つ。 しかし、洋楽を聴いたり歌ったりすることで、自然と発音が上達していきます。
アーティストの歌い方をまねしながら、何度も口に出して歌ってみてください。 英語特有のリズムやイントネーションが、体に染み込んでいくはずです。
また、歌詞を声に出して読むことも効果的。 英語の音の出し方や、言葉のつながりを意識的に真似することで、より自然な発音が身につきます。
洋楽から学ぶ英語の文法
英語の文法は複雑で、なかなか覚えられないものです。 しかし、洋楽の歌詞は文法的にシンプルなものが多いので、文法の学習にも役立ちます。
例えば、”I am ～” や “You are ～” といった基本的な文型が、歌詞の中に頻繁に登場します。 また、現在形や過去形、進行形など、様々な時制の文も自然と目や耳に入ってきます。
普段の英語学習で身につけた文法知識を、洋楽の歌詞で確認していくのも良いでしょう。 楽しみながら文法の復習ができる、一石二鳥の学習法です。
洋楽で英語の語彙力アップ
英語の語彙力を高めるためには、インプットを増やすことが何より大切。 その点、洋楽は語彙学習の宝庫と言えます。
歌詞の中には、日常的によく使われる単語から、ちょっと難しい単語まで、実にさまざまな語彙が登場します。 知らない単語が出てきたら、辞書で意味を調べる習慣をつけましょう。
また、英語の熟語や慣用表現なども、洋楽から数多く学ぶことができます。 「耳で覚える」ことで、語彙力が自然と身についていくはずです。
歌詞の意味を深く理解する
歌詞の意味を単語レベルで理解するだけでなく、全体の文脈をつかむことが大切です。 曲のテーマや、アーティストが伝えたいメッセージは何なのか、考えながら聴いてみましょう。
また、歌詞の中に出てくる比喩表現や、背景にある文化的な要素にも注目してみてください。 そうすることで、英語の表現力を豊かにする力が身につきます。
英語の詩や文学作品に触れるのと同じように、洋楽の歌詞を深く味わう習慣をつけていきましょう。
洋楽を日常に取り入れる
英語学習に効果的なのは、毎日コツコツと洋楽に触れること。 週に1回や2回だけ集中的に聴くのではなく、日常的に洋楽を聴く習慣をつけましょう。
通勤・通学中、家事をしている間、入浴中など、ちょっとした隙間時間を利用して洋楽を聴く。 そうすることで、自然と英語の音やリズムが体に染み込んでいきます。
また、英語の歌をBGMにしながら勉強するのもおすすめ。 集中力が高まるだけでなく、知らず知らずのうちに英語力が向上していくはずです。
カラオケで歌ってみる
英語の歌をカラオケで歌ってみるのも、英語力アップに効果的な方法の一つ。 実際に歌ってみることで、リスニング力だけでなく、スピーキング力も鍛えられます。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、思い切って英語の歌を歌ってみてください。 何度か練習すれば、だんだん歌詞がスラスラ口をついて出てくるようになるはずです。
カラオケは友達と一緒に行くことも多いので、みんなで英語の歌を歌う機会を作ってみるのも良いですね。 楽しみながら英語力を高められる、素晴らしい方法だと思います。
さいごに
いかがでしたか。 洋楽は英語学習において、非常に効果的なツールだということが分かっていただけたと思います。
歌詞を通して「生きた英語表現」を学べるだけでなく、発音やリスニング力、文法力、語彙力など、英語力全般の向上につながります。
大切なのは、自分に合った曲を見つけること。 好きなアーティストの曲なら、飽きずに何度も聴けるでしょう。 「楽しく学ぶ」ことを心がけながら、洋楽を活用した英語学習を続けていってくださいね。
